KLIMAX DS ― 2009年04月02日 12時44分38秒
昨年の10月くらいですかね、買っちゃいました。LINNのKLIMAX DSです。
僕は部屋では自分のオーディオを聴いていますが、外出時は人並みにiPodを持って出かけます。そうすると別物であることは承知の上で自然に音を比較してしまうことがありますが、オーディオ的な質はともかくとして、iPodのデジタル音源ならではの音の良さというのは常々感じていました。
時に僕のオーディオシステムもCDプレーヤの買い換えを検討するべき時期にきていて色々と物色はしていたんですね。例えばMeridianのReferenceとかMetronomeなんかいいかななんて思ってました。そうしたところ昨年に入ってからですかね、このKLIMAX DSを雑誌だったかLINNのサイトだったかで目にして僕はひっくり返ってしまいました。まさかLINNがこんなコンセプトの製品を大真面目に作るなんて思ってもみなかったからです。怖いくらい思い切りのいい構成と、モノとしてのオーラぷんぷんのその存在感にすっかりやられてしまい、もうこれしか考えられなくなりました。正直CD12の後継機が発売されればかなり有力な候補だっただけに、このデジタルストリームを再生するフラッグシッププレーヤというのはかなり衝撃的で魅力的でしたね。
しかし何しろ高額ですから一時の高揚感でおいそれと購入できるわけもありません。昨年の夏くらいになってようやく購入の目処が立ったものの、僕としては例のないほど慎重に準備を進めました。というのもこれは買ってきてラックに放り込んで繋いだらはい終わり、というわけにはいかない代物で、それ以前のネットワーク環境の構築がキモだということが明白だったからです。ですから購入前にLINN DSに相応しい環境が作れるかどうかじっくり検討する必要がありました。
まずはDSのストリーミングに必要な機材(NAS,スイッチ,LANケーブル)を買い揃えます。ここで難しいのは’音がいいもの’という今までこの手のネットワーク機器に求めることのなかった基準で物を選ばなければならないところです。
最終的にはNASはバッファローのLS-WS1.0TGL/R1をバックアップ用も含めて2台。メインNASにはUPSも。NASはDSの近くに配置したいので2.5"HDDの静音性を含めた機械的エネルギーの少なさはストリーミングの品質にも貢献するはずですね。もちろんシリコンディスクが理想なんでしょうけど。スイッチは仕事では馴染みのあるアライドテレシスを。がっちりしたスチールの筐体はノイズの影響も少なそうです。LANケーブルはサンワサプライで売っているCAT5eの単線STP(+ノイズビート)を選びました。この線材は(アセンブルも?)東日京三電線製で音質にも期待が持てます。
接続はNAS→スイッチ→スイッチ→DSとして、DSと同じスイッチにNASが直接乗り込まないようにしています。それ以外にはNAS側スイッチにリッピング用PCを有線で、コントロール用PCをルータ経由で無線で接続しています。スイッチ間は本当は光接続とかでアイソレートしたほうがいいんでしょうけどね。DS購入後、近接無線で繋いでみたりもしましたが、DS側のポートが100Mのせいかコントロール用PC上のLinnGUIのパフォーマンスが悪くなったので止めました。スイッチ2台の電源は他のオーディオ機器と同じく絶縁トランス経由で供給しています。コントロール用PCとしてはASUS 4G-Xを新規に購入しました。LinnGUI専用機ですからこれで充分でしょう。HDDレスですから静かなんですが手元に置いた時少しファンの音が気になるかな。
さて、今度は音源データの準備です。やはりメインは手持ちのCDをリッピングしたものになるわけですから、リッピング用ソフトを試さなくてはいけません。LINNのサイトで推奨されているRipStation DS/Exact Audio Copy/MediaMonkeyからExact Audio Copyを選びました。ドライブは手持ちのPLEXTOR PX-716Aを使い、とりあえずFLACフォーマットで手近にあった数百枚のCDを数ヶ月かけてリッピングしました。
環境的におおよその目処が立った頃KLIMAX DSを発注し、約三週間後このリッピング作業の最中にKLIMAX DSの納品を迎えることになりました。当日は販売店の方とLINNの方が来てセッティングしてくれました。もちろん準備は万端で、DSをラックに入れて繋ぐだけであっさりとその第一声を聴くことができました。確かその時はChick CoreaのAkoustic BandとAndreas Vollenweiderを聴いたと思います。
そうして聴くKLIMAX DSの音は透明感、エネルギー感、解像度の高い堂々たる響きです。音場感、定位などはもちろんのこと、音像の前後の配置、低域の形や動きなども目に見えるようです。
ただやはりこういうものも結果より過程の方が楽しいものですからまた色々とやっちゃうんでしょうね。それにしても高いおもちゃだなぁ。
僕は部屋では自分のオーディオを聴いていますが、外出時は人並みにiPodを持って出かけます。そうすると別物であることは承知の上で自然に音を比較してしまうことがありますが、オーディオ的な質はともかくとして、iPodのデジタル音源ならではの音の良さというのは常々感じていました。
時に僕のオーディオシステムもCDプレーヤの買い換えを検討するべき時期にきていて色々と物色はしていたんですね。例えばMeridianのReferenceとかMetronomeなんかいいかななんて思ってました。そうしたところ昨年に入ってからですかね、このKLIMAX DSを雑誌だったかLINNのサイトだったかで目にして僕はひっくり返ってしまいました。まさかLINNがこんなコンセプトの製品を大真面目に作るなんて思ってもみなかったからです。怖いくらい思い切りのいい構成と、モノとしてのオーラぷんぷんのその存在感にすっかりやられてしまい、もうこれしか考えられなくなりました。正直CD12の後継機が発売されればかなり有力な候補だっただけに、このデジタルストリームを再生するフラッグシッププレーヤというのはかなり衝撃的で魅力的でしたね。
しかし何しろ高額ですから一時の高揚感でおいそれと購入できるわけもありません。昨年の夏くらいになってようやく購入の目処が立ったものの、僕としては例のないほど慎重に準備を進めました。というのもこれは買ってきてラックに放り込んで繋いだらはい終わり、というわけにはいかない代物で、それ以前のネットワーク環境の構築がキモだということが明白だったからです。ですから購入前にLINN DSに相応しい環境が作れるかどうかじっくり検討する必要がありました。
まずはDSのストリーミングに必要な機材(NAS,スイッチ,LANケーブル)を買い揃えます。ここで難しいのは’音がいいもの’という今までこの手のネットワーク機器に求めることのなかった基準で物を選ばなければならないところです。
最終的にはNASはバッファローのLS-WS1.0TGL/R1をバックアップ用も含めて2台。メインNASにはUPSも。NASはDSの近くに配置したいので2.5"HDDの静音性を含めた機械的エネルギーの少なさはストリーミングの品質にも貢献するはずですね。もちろんシリコンディスクが理想なんでしょうけど。スイッチは仕事では馴染みのあるアライドテレシスを。がっちりしたスチールの筐体はノイズの影響も少なそうです。LANケーブルはサンワサプライで売っているCAT5eの単線STP(+ノイズビート)を選びました。この線材は(アセンブルも?)東日京三電線製で音質にも期待が持てます。
接続はNAS→スイッチ→スイッチ→DSとして、DSと同じスイッチにNASが直接乗り込まないようにしています。それ以外にはNAS側スイッチにリッピング用PCを有線で、コントロール用PCをルータ経由で無線で接続しています。スイッチ間は本当は光接続とかでアイソレートしたほうがいいんでしょうけどね。DS購入後、近接無線で繋いでみたりもしましたが、DS側のポートが100Mのせいかコントロール用PC上のLinnGUIのパフォーマンスが悪くなったので止めました。スイッチ2台の電源は他のオーディオ機器と同じく絶縁トランス経由で供給しています。コントロール用PCとしてはASUS 4G-Xを新規に購入しました。LinnGUI専用機ですからこれで充分でしょう。HDDレスですから静かなんですが手元に置いた時少しファンの音が気になるかな。
さて、今度は音源データの準備です。やはりメインは手持ちのCDをリッピングしたものになるわけですから、リッピング用ソフトを試さなくてはいけません。LINNのサイトで推奨されているRipStation DS/Exact Audio Copy/MediaMonkeyからExact Audio Copyを選びました。ドライブは手持ちのPLEXTOR PX-716Aを使い、とりあえずFLACフォーマットで手近にあった数百枚のCDを数ヶ月かけてリッピングしました。
環境的におおよその目処が立った頃KLIMAX DSを発注し、約三週間後このリッピング作業の最中にKLIMAX DSの納品を迎えることになりました。当日は販売店の方とLINNの方が来てセッティングしてくれました。もちろん準備は万端で、DSをラックに入れて繋ぐだけであっさりとその第一声を聴くことができました。確かその時はChick CoreaのAkoustic BandとAndreas Vollenweiderを聴いたと思います。
そうして聴くKLIMAX DSの音は透明感、エネルギー感、解像度の高い堂々たる響きです。音場感、定位などはもちろんのこと、音像の前後の配置、低域の形や動きなども目に見えるようです。
ただやはりこういうものも結果より過程の方が楽しいものですからまた色々とやっちゃうんでしょうね。それにしても高いおもちゃだなぁ。
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